企業のメンタルヘルス対策について(後半)
(前回の記事の続きです。)
企業のメンタルヘルスの主な取り組みとしては、メンタルヘルス講習会、職業性ストレス調査と職場環境改善、産業医や衛生管理者との面談などがあります。
メンタルヘルス講習会では、ストレスのメカニズム、自分のストレスへの気づき方や対処方法を行います。
メンタルヘルスは自分自身へのケアだけでなく、上司や同僚など身近な人が早期に気づきケアすることが重要ですので、上長向けに、部下のストレス状況の把握や対応方法についての講習も行います。
一昔前には、「心の病になる人は根性が足りない」などの誤った認識も多かったのですが、講習会を通じて正しい認識が形成されてきており、早期に対応されることで、未然に心の病を防止することに繋がってきています。
個人だけでは解決できない課題も、組織全体で取り組むことで改善に繋がっています。
医療機関などの専門家との連携や支援サービスなど、各々の企業に実態に沿った取り組みも行われています。
ただ、メンタルヘルス対策はそのために重要な取り組みですが、残念ながら消極的な企業もいまだ見受けられますが。
入社した会社がメンタルヘルス対策について取り組んでいるか、まず調べてみてはどうでしょうか。
メンタルヘルスは、一人ひとりが役割を理解し、ストレスやその原因となる問題に対処していくことが大切です。
まず第一歩として、過度なストレスがかかった時に、自分の体調にどのように現れてくるのか(下痢・不眠など)覚えておきましょう。
そして、どうすればそのストレスを発散できるかを考えておかれてはいかがでしょうか?
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